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本年も誠にありがとうございました!





こんにちは (^^) ♡
結局こんな年末ギリギリになってしまいましたが

みなさま今年も一年、
Trip vintageをご愛顧くださり、
誠にありがとうございました。

来年ももっと
ユニークでオリジナリティ溢れるアイテムを
セレクトしていければ良いなと思っております。

催事や出店なども色々やって行きたいなと思っておりますので、
みなさまぜひ来年も
Trip vintageをご贔屓にしてくださいますと幸いです。

Shopを通じて、
みなさまともっとお近づきになれますと嬉しいです。

みなさまどうぞお身体ご自愛頂き、
良い年末年始を過ごせますように。

本年も誠にありがとうございました。

Trip vintage 岩堀智子





祖母の事


明日はクリスマスイブですね!
みなさまいかがお過ごしでしょうか? (^^) 

ちょっとクリスマスにもShopの事とも関係なく、
私の家族の話で失礼します。








今月の頭から、母方の祖母が入院して
お見舞いに通う日々でした。

私が中学生の頃から一緒に住んでいた祖母は
「たまに会うおばあちゃん」ではなく、
「一緒に住む家族」でした。

二十歳の時、私は上京し、
弟も大学を卒業して家を出ると
東京に単身赴任をしていた父と一緒に住むため
母が横浜に引っ越してきました。

そのあと、
ずっとお世話をしてくれていた母を追って
80年も住み慣れた北海道をポンと出て、
祖母も横浜に引っ越してきたのです。

祖母はとても勝ち気で、しっかりとしていて、頑固。
母が19歳のときに亡くなった祖父と
いつも取っ組み合いの喧嘩をしていたそうです。

私の父と母は穏やかで、
喧嘩をしたところをほとんど見たがなかったので
「本当にこの二人は親子なのかしら?」と不思議に思う程
性格の異なる二人だったのです。

元々心臓の悪い祖母で、
病院に通う日々でしたが、
年齢のわりに頭はしっかりとしており、
入院した初日もとても元気な様子でした。

帰り際、祖母が家族みんなの手を握り、
心細い表情で
「ありがとうね」
「私はまだ死にたくないの」と言うのを聞きながら
私たちはナースステーション真横の
一人には大きすぎる祖母の部屋をあとにしました。

そのあと3日後に心不全をおこし
みるみるうちに弱っていってしまいました。

だんだん意識も遠くなり、
点滴や輸血をしながら、
話をするのも辛そうで、
「なんだ、病院かい?もう死んだかと思ったよ」と
息が漏れるような声で言うのです。

酸素マスクをつけられて、
私たち家族の事もだんだんと分からなくなって来ている様子でした。

毎日様子が変わっていくのがよくわかり、
だんだん生まれたての子供のように、
バタバタと頭や身体を動かし、
話もできず、
目も開いていますが
私達のことが見えているのかわかりません。

最後の日は数分おきに
だんだんと呼吸が減っていき、
12月18日、14:38
眠るように、
祖母は息を引き取りました。

私たち家族に見守られながら。

あんなに涙が出るのかという程
私たち家族は泣きました。

昨日、骨壺に入った祖母を抱えながら
私はまだ実感が湧きません。

だけどこれを書きながら既にまた涙が出てしまう。

私が5歳くらいの時、
花火大会でカメラをなくした事で
母にすごく怒られて、私は怖くて、
夜中のトイレの帰りに祖母が
「サトコ、一緒に寝よう」と言って
母からかばってくれた事。

6、7歳頃に
まだ札幌で一人で住んでいた祖母の家に遊びにいった時、
「だいすきなおばあちゃん、長生きしてね」と私が書いた手紙を
大切に飾ってくれていた事。

私がShopをはじめる時、
「いいじゃない、頑張りなさい!」と言う専業主婦の母とは対照的に
祖父に代わって会社を経営していた祖母は
「サトコ、商売っていうのはね…」と
チラシの裏に鉛筆で経営の話を一生懸命書いてくれた事。

お通夜の日に、
小さい頃にみんなでたくさん行った旅行の写真を見ながら、
祖母とたくさんの時間を一緒に過ごせて
私はとても幸せだなと思いました。

ありがとうおばあちゃん、
天国へ行っても、
いつもおばあちゃんの事、想っています。




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